モーニング娘。'17『青春Say A-HA』がめちゃくちゃつんく曲で最高
約3年ぶりにリリースされた、モーニング娘。'17のアルバム『⑮ Thank you, too』に収録されている『青春Say A-HA』がめちゃくちゃ良い!!!
15 Thank you, too(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)
- アーティスト: モーニング娘。'17
- 出版社/メーカー: UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
- 発売日: 2017/12/06
- メディア: CD
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つんくさん信者としては、こういうのを待ってた!!!と叫びたい。
一般受けしなさそうなきつーいハロプロ感がたまらない。
以前「ハロプロ感」に関する記事を書いたが、ここで言うハロプロ感とは宗教的な側面が主で、つんく曲信者としてこの曲の好きなところをつらつらと書いていく。
イントロから早速洗脳が始まっている。ベースがやたらかっこいい。
WOWWO say A-HA AHA AHA
WOWWO say A-HA A-HA
WOWWO say A-HA AHA AHA
WOWWO say A-HA AHA HA
アハアハ言い過ぎ。
1回目がアハアハなのに2回目はアーハなんかい。
3回目またアハアハだから4回目はアーハだな、騙されないぞと思ったら、アハハなんかい。
最初は冷静にツッコミどころ多すぎでしょと思ってたのに、
気づいたら右手を上げてフリフリしながら夢中でアハアハ!してる。
いたってクールで真面目にやっている。
完全に洗脳。
この瞬間は何もかも忘れて目の前の楽しいことだけしか見えなくなる。
これを信じればなんだか幸せになれそうな気がする。
ありがとう、つんく教祖。といったところだ。
この感覚は同じくモーニング娘。の『Hand made CITY』を観たときに味わったことがある。
この曲のイントロの「WOW WOW CITY」という歌詞を聴いたとき、
うぉうwうぉうww街wwwってwwwww
と、意味不明すぎると思ったが、
あまりにもかっこよくウォウウォウシティ!!カモーーン!!!なんて煽られるから、無我夢中でウォウウォウシティーーー!!!と叫んだ。
横アリで全員がWOWWOW街!!って叫んでたのどう考えてもやばくてまじ宗教。
『TIKI BUN』で延々とチキブン、チキブン歌い出したときは来るところまで来たなと思ったが、DJになりきってチキブンしてたし、気づけばマジ卍ぐらいのノリで、マジチキブンって言ってた。ちょっと盛ったかも。
つんくさんの楽曲のパワーは偉大だ。
『青春Say A-HA』に話を戻す。
Aメロのパート割は2人ずつで、歌詞に雰囲気が近いメンバーに振られてておもしろい。
Bメロの「でもね 遊び慣れてるんじゃない」のフリが、ジュリアナみたいに手をパタパタしてて大変ダサくて楽しい。
遊び慣れてる=ジュリアナみたいなフリと解釈したセンスがおっさんすぎて正しいか不明だが。
この手の宗教曲は大体フリコピが楽しい傾向にあると思っていたので、きっちりキメてくれて推せる。
サビの歌謡曲っぽさが沁みる。
全体的にベリっぽいなとも思っていたが、
「コソコソ恋愛(love)」ってなは、りしゃこが思いっきりしゃくってるのが容易に想像できた。
どんどんしゃくって歌ってくれ。
「バレなきゃいいってな」にしても、この「ってな」という歌詞はなかなか見ないので驚いた。
ここで「って」にした方が無難なのに、わざわざ「ってな」にすることで、「なんか燃えるけど」に続けるのにタッタッカタッタカターっていうリズムにすごく乗ってて気持ちいい。グルーヴ感たまらん。
「恋愛(love)」と「選ぶ」で韻を踏んでいるのもお馴染みで好き。
つんくさんは言葉選びの天才だと思う。
極めつけはサビ終わりの謎の「ハーイ!」。
ここまできたときにはテンションが上がりきってるのでハーイ!!のやったった感は異常だが、冷静になると意味がわからない。
つんく曲、シリアスな歌詞なのに脈絡なく謎の「イエーイ」とか「フー」とか入りがち。
℃-uteの『これ以上 嫌われたくないの』は、別れた彼氏について云々な歌詞なのに、やたら明るくイエーイって挟んでくるの意味分からないけど、まあ楽しいからいっかに落ち着く。
よくわからないけど、とりあえずやりきっちゃう感じ、まじ宗教。
1番が終わった時点でバキバキにキマるが、またベースが荒ぶってから、アハアハと続くのであった。。。
歌詞の内容を見ると、思春期の器用貧乏な女子って感じ。
こういう女子がこじらせると、将来良い恋愛できずに、夢追い人という名のヒモを飼い始めたり、ララバイゲームしちゃうのかな、なんて思ったり。
『青春Say A-HA』に出てくる女子の続きで、またあの時代みたいな曲を書いてほしいなと淡い期待を寄せている。